お前なら迷うのかよ!!
―――好きな子助けたくて悪いかよ!!
同名のアニメ作品のコミカライズ作品の全6巻中5巻目。表紙のアネモネの無表情さに胸が痛いです。
さて残すところあと1巻。エウレカはコーラリアンの中枢に捕らわれ、月光号も塔州連邦軍の手に落ちるという絶対絶命のクライマックス。
一方コーラリアン共々世界の破滅を目論むデューイの策略の元、コーラリアン中枢へと赴くアネモネの駆るジ・エンド。
レントンは?ドミニクは?愛する女性を救うことが出来るのか。
そしてホランドとデューイ、因縁の二人にも決着の時が。
全50話のアニメ作品だからもちろん再構成されているのですが、この構築具合がとても素晴らしい。普通はスケールダウンして早足でアニメを追って終わりだったりするんですが、この漫画はその予想を遥かに裏切ってくれた傑作になっています。
アニメ版を下敷きにしつつも、アネモネが登場した辺りからストーリィがオリジナルのレールに乗り、レントン=エウレカとドミニク=アネモネを主軸に、各キャラクターを生き生きと描いています。画もシナリオも文句無く、アニメとは微妙に異なった「もうひとつのエウレカセブン」と呼んでいいでしょう。
5巻は半分がドミニクとアネモネ。アニメ版48話で涙したボクには最高のプレゼントです。もちろんオリジナル展開なんですがキモはしっかり押さえてるというか、子供時代の二人のエピソードとか挿入してくれちゃってもう…ッ!アネモネのツンデレ具合はアニメ版に比べると抑え目ですが、話の展開上やむなし。その分ドミニクはアニメ版より格好いい役回りになってますな。もう大好きだ。
で残りの半分はホランドとデューイの最終決戦。ホランドが男気を魅せてくれます。こっちも子供時代の話とかもう反則だよなあ…アニメ版と違ってデューイが間違っちゃった原因が明言されて無いだけにツラさも倍増です。
という事でラスト1巻はレントンとエウレカに話を持っていく事になりそう。願わくばアニメ版以上のハッピーエンドを!

